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サービス開始のきっかけとなった出来事

  • 執筆者の写真: Taisei Fukushima
    Taisei Fukushima
  • 2021年9月18日
  • 読了時間: 4分

ASABEN代表の福島大晴です。


本日は、そもそもなぜ、朝の時間を有効活用するサービスを展開しようと考えたのか?

その経緯について、記載させて頂きます。



4年前のことです。

20歳の僕が、オーストリアに留学している時の経験が今回のサービスの原点になります。


街が静寂しきった中、朝の陽が登ることにあわせて活動することが元々好きだった僕は、

留学先のオーストラリアでも毎朝4時に起床し、活動していました。


この日も朝4時に起床し、顔を洗う。


トースターでパンを焼き、

nutella(オーストラリアで有名なチョコみたいなもの)を塗り、

キッチンに置いてあるリンゴを2つ、鞄に入れた。


そして、いつも通り、ホストファミリーを起こさないよう、


そろり、、、そろり、、、


と忍足で廊下を通り、

静かにドアを締め、大学近くのジムへ向かった。


ジムまでは、バスで約1時間。

バスの乗客は皆、顔見知り。ほとんどの人は清掃の仕事に向かうようだ。


ジムに近づくにつれ、朝の陽が徐々に登り、

それに合わせるように僕の身体も活動モードに入る。


ジムに着くと毎朝恒例の声が聞こえる。


「Good Morning!! How are you doing?」


屈託のない笑顔とともに、元気な挨拶がジムに響き渡る。


しかし、今日はいつもと違い、元気な挨拶に続けとばかりに、とても高い声の


「Good Morning」


が後ろから聞こえた。それも複数の声だ。


振り返ると、そこにいたのは小学生くらいの子どもたちだった。


時刻は、AM6:00。


「え?なんで??」

その疑問だけが頭の中を駆け巡る。


「え?なんで・・・??」


彼らがどこへ向かうのか、そもそもなぜこの時間にジムにいるのか。

訳がわからない。

気になってしょうがない僕は、こっそり後をつけた。


するとそこには、イメージ通り?の映画に出てくるかのような“海外”が広がっていた。

広いプール。プールサイドには、テラス席。

テラス席では、親御さんがコーヒーカップを片手に、スイミングをしている我が子を見て、

談笑している。


そう。子どもたちはAM6:00からジムでスイミングを習っていたのだ。


日本では考えられない光景に頭の中が混乱するとともに“ワクワク”した。


なぜなら、

日本の“非常識”がここオーストラリアでは“常識”であったからだ。

日本では、「習い事=放課後」。

なぜかこれが当たり前とされている。


と考えているうちに、また新たな疑問が沸いた。

それは、

「放課後は、何をして過ごしているのか?」

という疑問だ。


僕は、大学の授業が終わり、

近くの公園でサッカーをしている小学生くらいの子どもたちを見つけ、

「仲間に入れてほしい。」

と伝え、一緒にボールを蹴った。


公園といっても、そこにはサッカーのフルコートがある。

それも緑鮮やかな人工芝が綺麗に敷き詰められている。

僕と小学生の子ども3人。4人で贅沢に使った。


(サッカーはボールさえあれば、言葉を介さずとも仲良くなれる。

「サッカーやっててよかった」と心底思った瞬間だった)


2時間ほど一緒にサッカーをした後、

僕は朝のジムで疑問に感じたことを子どもたちに尋ねた。


「学校終わった後は、いつも何をしているの?」


「17時ごろには家に帰り、家族との時間を過ごすよ」


彼らは満面の笑みで答え、時計を確認し、走って帰っていった。


「17時。。」

日本では、その時間帯から習い事に行く子どもが大多数だ。


と思うと同時に、そもそも17時過ぎに帰宅して、

家に両親がいることにびっくりした。


日本では、

「あー。今日も残業コースか。。。」

と思っている社会人が大多数だと思う。


僕は、日々、バスに乗りながら眺めていたオーストラリアの街並みを思い出しながら

オーストラリアの人々の生活リズムを振り返った。


すぐさま脳裏に浮かんだのは、


AM 6:00- OPEN

という「カフェの看板」だ。


なぜ、こんな早くから営業しているのか?

理由は明白で、「利用する人」がいるから。「ニーズがある」からだ。


オーストラリアでは、

夜は家族との時間を大切にするため、

活動開始の時刻が早かったのだ。


きっと、“朝に活動する”ことの良さを体感した人々が、

それを子どもたちや周囲の人々に伝える。

“朝に活動する”ことの魅力を見聞きし、真似をする。


真似ることで“朝に活動する”ことの良さを体感した子どもたちが

大人になり、朝に活動する人が多いことから、

彼らが朝早くから利用できるカフェをオープンする。


そして、次は、自分の子どもたちに“朝に活動する”ことの良さを伝える。

子どもは両親の背中、地域の人々の生活を観察し、真似ながら過ごす。


そうして、“朝に活動する”ことが家庭に根付き、

地域に根付いているのだと思う。


とても良い文化。習慣である。

そして、何より“豊かさ”を感じた。


このような経験を通し、

人生を豊かにさせるカギは、“朝”にあると感じたことに加え、

「日本でも朝の時間を有効活用することで、人生が豊かになるサービス」

を展開したいと強く思いました。


僕が頻りに使う“豊かさ”

凄く曖昧な言葉です。


辞書では一応、以下のように定義されています。

 ・満ち足りて不足のないさま。十分にあるさま。

 ・心や態度に余裕があって、落ち着いているさま。


が、どんな物差しで豊かさを測るのか?

こういう状況/状態/結果になったら“豊か”というものもありません。


曖昧且つ抽象的な言葉だからこそ、

敢えてこの“豊かさ”という言葉をサービス展開の目的におきました。


“豊かさ”とは、十人十色です。


皆さんは、どんな時に“豊かさ”を感じるでしょうか?


是非、皆さん、ご自身の豊かさを見つけ、

そこに割ける時間がASABENのサービスを通して増え、

より人生が“豊か”になることを願っております。


 
 
 

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